わたしも、わたしの周りも含め、生きづらいと感じている人って、どうも加減が苦手な人が多いような気がします。
まだ20代の頃に出会った、議員さんの奥さん(当時50代)、彼女がとっても適当なさじ加減で生きている人でした。
5人もお子さんがいらっしゃったのですが、彼女の話を聞いていると、
- 若い頃は色々遊んだ
- いけない恋もした
- でも結婚適齢期になったから、遊びから手を引いて結婚した
- 子ども5人も手が離れた
- ちゃんと育て上げて、日本の税金を払う面子を世に送り出した
- 今は久しぶりに自分の時間
- 周りの奥さん連中との付き合いも、ほどほどに
といった具合に、情熱が少し薄いような感じの女性でした。
この年になっても夢見る夢子な性格のわたしからすると、へぇと驚いたのが未だに鮮明に覚えています。
今、辛いなら適当になってしまえばいい
情熱的な人生がいいか悪いかは人それぞれですが、現状ちょっとしんどいなと思っているのであれば、情熱を一旦横に置いておくのも手かもしれません。
思い入れ100%はしんどいです。
わたしが大好きな中森明菜さん、木村恵子さんが出した暴露本『悲しい性』を読んでも、明菜の孤独や悲しさ、とても理解できます。
自分と重なるところもたくさんある。
けど、多分、明菜ちゃんより適当に生きられるから何とかわたしは生き延びているんだなと思うところもしばしば。
要は、純粋で無垢な人は、すれた世の中で生きているのはしんどくて当然なんです。
なので、生きづらいことをあまり悲観しなくていいと思います。
しんどいと「自分だけっ!!」と思いがちですが、この思い入れやこだわりを強く持っている人みんながしんどいわけではなく、中には自分の特性をよく理解し対処しながら生きている人もたくさんいます。
わたしの友人でもメンタルが強い人弱い人がいます。
弱い人に限って、人に惑わされない工夫をたくさんしながら生きています。
- 無駄に友だちを増やさないように気をつけていたり
- 相手がどんな人かわからないときは自分をさらけ出さなかったり
- 情報を減らすためにテレビやスマホに制限をかけていたり
- 心が弱い分体のメンテナンスをきっちりして、引きづられないようにしていたり
- 親と距離を取っていたり
- 大勢の人と関わらなくてはいけない仕事は選んでいなかったり
さじ加減は、人生のあらゆる面で必要

どうしてこんな話をしているかと言うと、こういう人生哲学がある人は、ちゃんと家のモノとも哲学を持って向き合うことができるからです。
わたしの家族には、自己肯定感が低すぎる人と高すぎる人両方がいますが、両社とも共通しているのが、深く考えずに生きています。
低い方は、不安を解消するために溜め込んだり買い物依存に走ったりしていますし、高い方は、考えずに物を貰ってきたりします。
最近、ごみ捨てをやましたひでこさん方式にしています。
やましたさんは、ポリ袋を買っているみたいですが、わたしはスーパーのロールポリ袋を、商品を入れるのに使って、帰ってきてからそれをごみ箱に使っています。
使い切れていないときは、入れずに持って帰ってきているので、最近話題になっている、ポリ袋大量にお持ち帰りオバサン化はしていません。
家族は1枚も持って帰ってこないので、スーパーへ行ったときはもらってきてとお願いしました。
自宅のごみ箱に置いてあるのですから、残量をみながらポリ袋に商品を入れればいいものを、放置すると永遠に持ち帰ってきてストックが山のようになります。
注意して初めて、“考える”ようです。
このように、化粧品のサンプルを貰い続ける人や、社名入りのフェイスタオルを考えずに貰って使い始めてしまう人って、全てのさじ加減があいまいなんです。
お得な気がするからと貰い続ける生活を、一旦ゼロにするまでお休みと自分に課題を与えるだけで、モノの量は圧倒的に減り始めます。
貰い物って、100年後はわかりませんが、今の時代は欲しくなったらその時にまた貰えますから、そういうささいなことから手放し方を学んでください。
たかがポリ袋1枚で、自分の思考が理解できて対処法を考えられるなんて、めっちゃお得なセルフカウンセリングですよ。
恋愛もそうですよ。
さじ加減を大切に。
さじ加減を意識して生活してみた方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ