『捨てられないの！！！』と自分を縛るくらいなら、物への愛着心をしっかり持つべきだというお話をきょうはしたいと思います。
動物を飼う覚悟で物を飼う
わたしは、ごろごろとたくさんの動物を家に招き入れ一緒に生活していますが、それなりの待遇を与えるためにはお金も時間も労力もかかります。
わたしがひとりっ子だったため、人数が多いからかまってあげられないということは言い訳にしたくないので
遊ぶ時間も確保して
保険にも入って介護期の準備も覚悟もしながら
お世話しています。
小さな子どもが「犬が欲しい！」と親にねだっても、親が躊躇するのはこのかわいいだけで済まない手がかかることを重々承知だからでしょう。
わたしにとって、かわいい存在は動物ですが
物に執着する人にとっては、このかわいい存在が物なのでしょう。
だったら、きちっと物を最後まできちっとお世話する覚悟で家の中にいれなければいけません。
物と共同生活する大変さ
①手入れ
これはわたしが動物の耳掃除や歯磨き、シャンプー、体調管理をするのと一緒で
- 埃を取り除き
- 磨いてあげ
- 経年劣化の修理をしてあげ
- 手に取って愛用し
- 寿命が迎えたときの葬る方法を考える
これが１つずつの物に対して付随することです。
わたしも地域猫ちゃんの最期は、自費で火葬してあげるつもりで５万円くらいかかるなぁなど常に算段しています。
大きな家具を手に入れた場合は、どうやって処分するのだろうと考えて答えを見つけてから手に入れるのが当たり前です。
②お金をかける
シルクのワンピース、ミンクのコート、手洗いできません。
わたしは自分の髪の毛は２，０００円でカットしていますが、我が子は１人あたり６，０００～８，０００円もかかります。
歯ブラシ１本だって、わたしのは３００円程度が子どもたちのは８００円くらいします。
でも惜しくありません。
だって、お金に変えられない大切なものだから。
では、物に執着する人はちゃんと、持っている洋服一枚一枚風通しをして防虫剤を入れて
クリーニングに出してあげてって手をかけるのが普通ですよね。
捨てられないと悩んでいる人はそれを全部しているのでしょうか。
それができていないなら、もう自分のキャパオーバーだと理解しなければなりません。
③目の届くところで管理する
子どもだったら、公園に１人放置してお母さん家に帰りません。
ちゃんと、目の届くところで子どもの動向を確認しながら家事や仕事に追われます。
なら、物に執着する人は常に自分の分身でもあろう物と対峙して管理しなければいけません。
パントリーに眠っている食材が賞味期限切れなんてあってはならないことです。
ストックが大量にあるなら、買い物中に「家の２階のクローゼットの何番目の引き出しに
あの子がいるから、きょうはこの子を買い足さなくていいよね。」といった具合に。
バスグッズだってそうです。
プレゼントでもらってそのまま洗面所に埃をかぶって眠っていることはおかしいのです。
もし、自分は使わないと思うなら使いそうな家で贅沢な暮らしをしていそうな友人に差し上げるなどして
その子の行く末を考えてあげてください。
果たして今から買う家は適正サイズなのか
知人で、今家を買う準備をしている人がいます。
現在３ＬＤＫに住んでいるのですが、手狭になってきたので
今の家を売って、新しい大きな家に住みかえると頑張って資金のやりくりをしています。
大家族なので広いところへ越すのはいいのですが、
今住んでいる家「一部屋、もう部屋として機能していない。荷物置きになっている。」と言っています。
なら、何千万もする家を購入するより前に、その部屋を部屋として機能させてみてから
自分の新しい家のサイズを考えたらどうだろうかとわたしは思うのです。
みなさん、収納やスペース確保に走りすぎていて灯台下暗しになっている方が多いですが
今ベストな量で暮らしている方以外は、今あるスペースを広げることが先です。
知り合いの芸能人の追っかけをしている中年女性も
お母様に「この段ボール捨てていい？」と聞かれたら
「聞かないでよ！！！聞かれたら捨てちゃダメって言うしかない。わたしが見えない知らないところで捨ててくれたらいいのに。」と嘆いています。
これじゃあ、自分でごみとわかっているのにごみと共同生活を望んでいるだけです。
ここまで自分で、不要な物だと潜在意識でわかっているのであれば、あとは自分の思い込みを手放して行動にうつすだけです。
いかがでしたか？
自分は、本当に物に執着して大切に扱って、管理してメンテナンスするからやっぱり持っておきたいと思った方は
大量持ち暮らしのままでいいと思います。
ただ、少しでも自分の物たちをぞんざいに扱っているなと感じた方は
自分の物たちも自分も安らかに過ごせるよう、考えた方がいいかもしれません。
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